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液晶で東芝,松下が合弁
14年から量産開始,シンガポールに工場
 
 東芝と松下電器産業は平成十三年二月二十三日,高性能の大型液晶の需要拡大をにらんで,世界最
大の液晶工場をシンガポールに建設し,平成十四年七月から量産を開始すると発表した。合弁で製造
会社を設立し,画像が鮮明で,軽量化が可能な低温ポリシリコン液晶を製造する。この分野で実績の
ある東芝が,液晶画面を高速で動かす技術を持つ松下に働きかけた。
 今年三月に設立する新会社は,資本金約五百億円で,出資比率は東芝六十七%,松下三十三%,投
資総額は一千二百三十億円。従業員は約七百五十人で,工場の生産能力は十四インチ画面に換算して
月産四十九万五千枚。年間売上高は一千億円規模を見込んでいる。出資比率に応じた枚数を東芝と松
下が購入し,東芝は半分程度を外販。松下は自社の液晶テレビに使用する。
 両社では合弁会社設立をきっかけに,共同開発や共同調達,製品の相互補完を検討したい,として
いる。
 液晶市場は,今後も拡大が見込まれているが,ノートパソコンなどに使われる大型液晶は,台湾や
韓国メーカーの安売り攻勢や米国経済減速に伴う需要冷え込みで単価が下落している。
 
平成13年(西暦2001年)2月24日(土)産経新聞
 
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