キトラ古墳 「朱雀」像多彩な色遣い
調査委 羽の内側などに黄色
 
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 奈良県明日香村にあるキトラ古墳(国の特別史跡)で新たに見つかったわが国初の本格的な「朱雀
(すざく)」壁画像は,朱だけでなく,黄など多彩な色を使った極彩色だったことが(平成13年4月)4
日,同古墳調査・整備委員会の調査でわかった。
 朱雀壁画は,翼と頭から尾羽の先端までの背側は,ぼかし技法を使いながら鮮やかな朱色で彩色さ
れていた。腹の部分や羽の内側を,デジタルカメラで撮影された写真で,同委員会の専門家が調べた
ところ,黄色など別の色で彩色されている可能性が高いことが分かった。
 同委員会の百橋明穂・神戸大教授(美術史)は「北壁の玄武(げんぶ)像も首や腹が黄色に彩色さ
れているので,朱雀も朱色だけではないだろう。目も別の色に彩色されていたのかもしれない。中国
などの朱雀壁画は青や緑も使われている」としている。
 
平成13年(西暦2001年)4月5日(木)産経新聞
 
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