”できる子”向けに授業 文部科学省が検討
新指導要領での「学力低下」懸念 教科書超える内容も
 
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 来年4月から小中学校で実施される新学習指導要領に関連して,文部科学省は6日,いわゆる”勉
強ができる子”向けに,新要領や教科書の範囲を超えた学習の指導方法について検討を始めた。教え
る内容が現行より3割削減される新要領に「学力が低下する」との懸念があるのを受けたもので,同
省が指導要領を超えた内容の指導法を具体的に検討するのは初めて。 新学習指導要領は,基礎・基
本の徹底を柱にしており,先日検定を終了した教科書も,この新要領への「準拠」を厳しく求めてい
る。これに対し,数学や理科などを中心に「内容が薄い」などと批判する声も出ている。
 このため,同省は「理解の早い子」に対する積極的な指導方法の検討を開始。来年度から20人程
度の小人数による習熟度別授業の実施が予定されているが,特に,算数・数学,理科の「理解の早い
子」の授業で高度な学習を可能にするため,教師向けの指導書やガイドブックを作ることを目指す。
従来の教科書に掲載されながら,今回の検定で削除された内容を盛り込むなどする。また,「理解の
早い子」向けの授業のやり方などについて論議してもらうため,教師や有識者からなる協力者会議の
設置も検討している。早い時期に具体的内容をまとめ,来年4月からの実施に備える。
【記者:澤圭一郎】
 
平成13年(西暦2001年)4月7日(土)毎日新聞
 
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