超微細の世界 原発検査5ミリロボ
 
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 人間が入り込めない危険で狭い空間での作業はお任せ−。そんなたのもしいマイクロロボットの実
用化に向けた研究が進んでいる。
 新エネルギー産業技術総合開発機構の委託で,三菱電機と松下電器産業,住友電気工業が共同開発。
ロボットは一辺5ミリの箱型,重さは0.5グラム。本体の底と前面に計6個の車輪があり,内部にセ
ンサーを搭載している。
 使用を想定しているのは,原発の蒸気発生管の外部損傷検査。約10体のロボットで”軍団”を組
み,障害物を避けながら細管を進み,細かなキズをチェックする。
 世界最小の電磁モーター(直径1.6ミリメーター)を使うなど最新の超微細加工技術が詰っている
が,組み立てにはつまようじを使うなど,職人技に頼るところがおもしろい。
 実用化の課題は搭載可能なマイクロバッテリーの開発。これを解決すれば,将来的にはマイコンも
組み込んで,自分で判断して点検,修理するのも可能という。
【記者:玉置勝巳】
 
平成13年(西暦2001年)4月14日(土)毎日新聞・夕刊
 
 
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