習熟度別教材や教科担任制
文科省が導入方針 小中学1000校で研究
 
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 文部科学省は二十七日までに,児童・生徒の習熟度や個性に応じた指導を充実するため,二〇〇二
年度から研究事業に着手する方針を固めた。
 全国の小・中学校約千校を「学力向上フロンティアスクール」に指定。学習指導要領の範囲を超え
た発展的な学習と理解の遅れている子ども向けの補充的な学習のそれぞれに適した教材開発や,小学
校での教科担当制導入について研究を進め,成果を全国の学校に普及させる。
 〇二年度から学習内容を三割程度減らした新しい指導要領が始まるのを前に,学力低下を懸念する
声が高まっていることに配慮。同要領の掲げる基礎的な学力を定着させ,「生きる力」を着実に育成
するのが狙い。同年度予算の概算要求に十一億円を盛り込んだ。
 フロンティアスクールでは習熟度別の少人数授業を進めるため,教員をある程度手厚く配慮する。
教育専攻の大学教授や教材会社の協力も得て,個々の子どもの学力と個性を伸ばすのに適した指導方
法や教材の開発に取り組む。小学校の算数や理科などの指導を充実するため,中学校の教科担任が近
くの小学校高学年の児童らに教える教科担任制についても探る。
 文科省は,教員向けの指導資料の作成などを通じて各学校を支援する。
 
2001年(平成13年)8月28日(火)奈良日日新聞掲載
 
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